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「森と描く」
食べられる森『フォレストガーデン』を静岡県の浜松市で育てています。
「食べられる森」は人間だけではなく、他の生き物たちにとっても食べられる森。
昆虫が蜜を舐めにきたり、その虫を食べる鳥たちが集まってきたり、その鳥を食べる獣が来たりと、
この森を通して生態系の広がりが繋がっていく森。
そんな場所で、わたしは2021年の冬から夏にかけて、毎朝とりつかれたように植物のスケッチをただただ描いていました。
それはわたしにとって植物と、そして自分と深くつながる時間でした。
あれから約一年たち、今はフォレストガーデンで出会う「植物」や「生きもの」の点と点がつながりあって
「わたしは森を描いていたんだ」ということに、気がつきました。
わたしにとっての「描く」行為は、平面の絵だけではなく、ときに大工仕事、林業、料理、そしてガーデニングなど、わたしが大切にしている暮らしのすべてのような気がします。
「森を描く」のではなく、「森と描きたい」。
そんな思いで、森とわたしのやりとりの記録を綴ります。
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